南海の「難波駅」は、なぜ「なんば駅」?通勤で見慣れた駅名から調べた、表記の理由

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南海の「難波駅」は、なぜ「なんば駅」?通勤で見慣れた駅名から調べた、表記の理由

私が通勤で利用している、南海高野線の「中百舌鳥駅」とOsaka Metroの「なかもず駅」。同じ読みでも、南海は漢字、地下鉄はひらがなで案内されています。

いつもその表記を見ているので、「難波」も南海は漢字、地下鉄はひらがなの「なんば」と使い分けているのだと思っていました。

ところが、南海電鉄の公式ホームページを確認すると、そこにも「なんば駅」と書かれています。南海でも「なんば」なのか。気になって、表記の理由を調べてみました。

正式な駅名と、利用者への案内で使う表記

乗りものニュースによる南海電鉄への取材では、正式な表記は漢字の「難波」で、案内には読みやすさを考慮して「なんば」を使用していると説明されています。南海は、漢字とひらがなのどちらで書いても誤りではないと回答しています。

つまり、ひらがなの「なんば」は単なる愛称ではなく、南海自身が利用者への案内に使っている表記なのです。

参考:乗りものニュース「なんば、あびこ、なかもず… 駅名なぜひらがな表記?」

南海の資料にも「難波駅」と「南海なんば駅」が同居

この使い分けがよく分かるのが、南海電鉄が2009年に発表した、駅の大型看板を新しくする際の資料です。

資料の見出しでは「難波駅」と漢字で記す一方、看板に掲げる駅名は「南海なんば駅」としています。同じ資料の中で、駅そのものを説明する漢字表記と、街を歩く人が目にする看板のひらがな表記が使われています。

また、駅名表示を御堂筋から見やすい位置へ移すことも説明されています。駅の名前をどう書くか、どこに掲げるか。普段は何気なく見ている看板にも、目的地を分かりやすく伝える工夫があるのですね。

参考:南海電鉄「南海・難波駅の“表札”が新しくなります」(PDF)

地下鉄の「なんば」にも、表記が変わった歴史が

同じ記事でOsaka Metroへの取材も紹介されています。御堂筋線の駅は、開業当初は漢字の「難波」でした。1970年に御堂筋線・四つ橋線・千日前線の駅を統合した際、以前から寄せられていた読みにくいという声を受け、案内を「なんば」にしたといいます。

これは地下鉄側の経緯ですが、今では当たり前に見えるひらがなの駅名にも、案内を見直してきた歴史がありました。

参考:乗りものニュース「なんば、あびこ、なかもず… 駅名なぜひらがな表記?」

南海電鉄「なんば駅」の公式案内はこちら

ちなみに、河内長野駅からなんば駅までは、南海高野線で通勤時30~34分。乗り換えなしでアクセスできます。

※平日7~9時になんば駅へ到着する直通列車の所要時間です。南海電鉄の公式時刻表に基づきます。

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